「ないほうがマシ」と言いつつそれを再利用するというのはおかしくない?

これな。

SICPを訳し直した

腐った翻訳に対する態度について

まず前提として言っとくと俺は趣味翻訳で小説を何冊かと技術マニュアルを2つゼロから訳してウェブで公開した経験があります(信じるかどうかはあなた次第)。

その経験から言うと下訳があるとないとでは翻訳の労力がかなり違うんだよね。適当に辞書から拾った単語が並んでいるだけでも少なく見積もっても2割くらい楽になる。

で、元リンク。言葉遣い(「腐ってる」とか)とかは別にどうでもいいんだけど「ないほうがマシ」って言ってるのに元翻訳からフォークして作業しているのは筋が通らなくない?

レポジトリも見たけどこれを「一から翻訳し直しました」って言っちゃうの?みたいな。

「誰が訳しても同じようになるものを除いて」って言い訳しているけど(そして本人はたぶん言い訳だとは思っていないけど)、もしかして「誰が訳しても同じようになるもの」は翻訳コストがゼロだと思っている?違うよ?そのコストは元翻訳者が払っているんだよ?

誤解されないように言っておくと「腐ってる」とか「クソの山」とか別に言ってもいいよ。だけどそれ(クソの山)の成果物を再利用して作ったものを「誰が訳しても同じようになるもの」と言い訳して「一から翻訳し直しました」と宣言しちゃうのはだめでしょ。

「ないほうがマシ」と言っちゃったからにはゼロからプロジェクトを始めましょう。