あと50年は「景気」が良くなることはない

「景気」が悪いらしい。過去20年くらい。

もちろん小泉内閣の頃は「いざなぎ超え」とか言われて戦後最長の景気拡大期とか言われたけど、同時に「実感無き成長」とか言われて個人レベルで「あの頃は景気が良かったなー」とか言う人って多分あんまりいない。

そもそも景気が悪いって言ってる人のいう「景気」ってなんだろう。

景気-Wikipedia

どうも景気は
 1. 小売店、タクシー運転手、レジャー業界などで働く人へのインタビュー(景気動向指数、景気ウォッチャー調査
 2.GDPの水準の変化
で定義されるらしい。たぶんだけど景気が悪いって言ってる人のいう「景気」っていうのは1.なんだろうと思う。

で、本題なんだけど高度成長期とかバブル経済を経験してきた人が認める様な好景気が高度成長を終えた国に来ると思うか?

バブルの頃には万札を振りかざしてタクシーを止めたり、土地の転売で一財産築く人間が大勢いたり、三菱地所ロックフェラー・センター買ったり、マスメディアに宣伝広告費が大量に流れてトレンディードラマ(笑)が大量生産されたわけだけど、それを超えないと景気は悪いままなわけだ。

そんな状況が来るとはちょっと思えない。どんな国でも近代化の時に一度だけ体験できるボーナスタイムである高度成長期&バブルを基準に今の「景気」を判断してる限りずっと景気は悪いままだ。

なのでバブルを消費者として体験した世代(1980年くらいまでに生まれた人々)がいなくなるまでは何をやっても「景気」が良くなることはありません。

2060年まで待ちましょう。

(この記事はネタです)